ゲームエンジン紹介:Unreal Engine

ゲームエンジン紹介

 ゲームエンジン紹介、今回はUnreal Engineです
 Unityと並んで日本ではメジャーなゲームエンジンです(いや、海外でもメジャーですけどw)

Unreal Engineとは?

 Unreal Engineは、Epic Gamesが開発した高性能なゲームエンジンで、最初に1998年にリリースされました
 以降、何度もバージョンアップを重ね、最新バージョンはUnreal Engine 5です
 Unreal Engineは、そのリアルタイム3Dレンダリングの能力と、高度な物理シミュレーションにより、ゲーム開発者、映画製作者、建築家、シミュレーションエンジニア、VR/AR開発者など、さまざまな分野で広く使用されています

 Unreal Engine 5では、NaniteとLumenという革新的な技術が導入されました
 Naniteは仮想化されたジオメトリシステムで、非常に高密度な詳細を持つモデルをリアルタイムで処理できます
 Lumenはリアルタイムのグローバルイルミネーションとリフレクションを実現するライティングシステムで、これにより、現実世界に近い光の挙動をシミュレートできます

 また、Unityと同様にマルチプラットフォームに対応しており
 PC(Windows・Mac)・モバイル・コンソール(PS5・Switch・Xbox)・VR/AR等のゲームを作ることが出来ます

プログラミング環境

 Unreal Engineは、プログラミングの柔軟性を提供し、Blueprintsと呼ばれるビジュアルスクリプティングシステムと、C++プログラミングの両方をサポートしています

Blueprintsについて

 Blueprintsは、Unreal Engineのビジュアルスクリプティングシステムで、プログラミングの知識がなくても複雑なゲームロジックを構築できるツールです
 ノードベースのインターフェースを使用して、イベント、変数、関数、クラスなどを視覚的に配置し、接続することで、ゲームの挙動を定義します
 元々は、非プログラマーとのコラボレーションを目的として実装されたものですが
 現在は、 プログラミング知識のない初心者が利用することでゲーム制作に対するハードルが大分低くなっているのではないでしょうか?

C++プログラミング

 Unreal Engineは、C++による高度なプログラミングもサポートしています
C++を使用することで、エンジンのコア部分にアクセスし、カスタム機能を実装することが可能です
これにより、より高度でパフォーマンスに最適化されたゲームやアプリケーションを開発できます
 C++とBlueprintsの併用も可能で、プロジェクトのニーズに応じて柔軟に使い分けることができます。

マーケットプレイスについて

 Unreal Engineには、マーケットプレイスというUnityで言うところのアセットストアに相当するマーケットが用意されています
 マーケットプレイスには、3Dモデル、アニメーション、サウンドエフェクト、ブループリント、プラグインなど、開発に必要なさまざまなアセットが揃っています

 また、毎月何種類かのアセットが無料で配布されているので、Unreal Engineをインストールしているのなら、忘れずに入手しておきましょう
 私も毎月入手する事にしているのですが、金額ベースで言うならば2~6万円分くらいのものが気前よく提供されているので、非常におススメですw

使用料について

 Unreal Engineは基本的に無料で使用できますが、特定の条件下でロイヤリティが発生します
 5.4リリース以前は、ゲーム制作者やゲーム企業に関しては1Project毎に売り上げの累計が100万ドルまでは無料で使用でき、100万ドルを超えた部分に関してのみ5%のロイヤリティを支払うという感じでした
 また、ゲーム業界以外の個人や企業は特に制限もなく無料で使用できました

 5.4リリース後は少々この条件が変更され、ゲーム制作以外での使用にも使用料がかかるようになりました
 以下は、ゲーム業界およびその他の業界での使用に関するロイヤリティについての詳細です

ゲーム業界におけるロイヤリティ

 ゲーム開発においては、Unreal Engineを使用して開発されたゲームが収益を上げた場合、一定の収益を超えた部分に対してロイヤリティが発生します

 具体的には、ゲームのリリースしてからの総収益が100万ドルを超えた場合、その超過分の5%をEpic Gamesに支払う必要が出てきます

 このロイヤリティは、ゲームが商業的に成功した場合(100万ドルを超える売り上げ)にのみ発生し、それ以下の収益についてはロイヤリティは発生しません

 また、Epic Games Storeで販売されたゲームについては、ロイヤリティが免除されます(ストアでの販売手数料は発生します)

その他の業界における使用料

 ゲーム以外の用途(例えば映画、建築、シミュレーション、VR/ARなど)でUnreal Engineを使用する場合、過去 12 か月で 100 万米ドル以上の収益がある場合にはシートベースでのサブスクリプションを支払う必要があります
 その際の金額は1シートあたり$1,850.00/年となっており、この中にはUnreal Engineの使用料の他にTwinmotion ・RealityCaptureの年間ライセンスも含まれています

 公式のライセンスに関するページを見ると
 非ゲーム業界に限らず、個人制作や小規模なインディーデベロッパーではない
AAAタイトルをリリースするような規模のプロジェクトを扱う企業なども、場合によっては
シートベースのサブスクリプションを選択することが出来るようです(多分……)

 詳しくは、Unreal Engineの公式サイトで確認してください
 Unreal Engine (UE5) ライセンス オプション – Unreal Engine
 よくある質問 – Unreal Engine

UEFN(Unreal Editor for Fortnite)について

 UEFN(Unreal Editor for Fortnite)は、Unreal Engineのツールセットを利用して
Fortnite用のカスタムコンテンツを作成できる編集ツールです
 これにより、プレイヤーやクリエイターは、自分の想像力を発揮し
Fortniteのゲーム内で独自のマップ、ゲームモード、アセットなどを作成することができます

 UEFNは、通常のUnreal Engineの機能に加えて、Fortnite特有の要素や機能をサポートしており
Fortniteコミュニティ内での創造性をさらに広げる手助けをします
 これにより、クリエイターは自分の作品をグローバルなプレイヤーベースに提供し
評価を受けることができるのです

エンゲージメント配当

 Epic Gamesは、Fortnite内で作成されたコンテンツに対するクリエイターへの報酬制度として
「エンゲージメント配当」を導入しています
 これは、クリエイターが作成したコンテンツがFortniteのプレイヤーによってどれだけ利用されたかに基づいて報酬が支払われる仕組みです
 具体的には、プレイヤーがクリエイターのコンテンツをどれだけプレイしたか、どれだけ時間を費やしたかなどのエンゲージメント指標に基づいて配当が決まります
 これにより、クリエイターは自分のコンテンツが人気を集めるほど多くの報酬を得ることができるため、質の高いコンテンツの制作を促進します

まとめ

 Unreal Engineは、その高性能なグラフィックスと柔軟なプログラミング環境により、さまざまな分野で利用されている強力なツールです

 BlueprintsやC++のサポートにより、初心者からプロフェッショナルまで幅広い開発者に対応できる点が魅力となっています
 また、マーケットプレイスを活用することで、開発効率を向上させ、高品質なアセットを手軽に入手できるのも大きな利点です。

 クリエイターや開発者にとっては、Unreal Engineを活用することで無限の可能性が広がります
その強力な機能を最大限に活用してみてはいかがでしょうか

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